山は天ヶ岳、峠は杉峠が北山分水嶺入口

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鴨川荒神橋から望む北山はいつ見てもいいもので、その向こうには素晴らしい世界があると期待させてくれる山並である。

赤白鉄塔の右側の山が天ヶ岳、左の鞍部が杉峠。

鞍馬の奥であり、山であればだれもが京都市街絶景の天ヶ岳で登山の洗礼を受けてきた。

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峠は旧花背峠もいいが、若狭から鯖を運ぶ人が越えた杉峠が夢が大きくていいものだ。

それが今では木立に遮られ、峠道は草に埋もれ峠はゴミの山で、その存在感は薄い。

ということで見まわりでは天ヶ岳では登りがいのあるルート探しや絶景ポイント探しに、杉峠では草刈りや枝払いをしてルート維持に余念がない。

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遠い若狭まで行かなくてもこの山や峠に立つと、鴨川、桂川、安曇川、由良川からなる北山分水嶺の世界となり、別所、花背、広河原、百井、久多という誇るべき京のいなかがあるというのは素晴らしいことだ。

広々としていながら尾根や谷はきめ細やかで要所要所に濃密な自然がしっかりと受け継がれていて、自由気ままに歩くこちらまで歴史をつなぐ1200年リレーの一員のような気分になってくるから不思議だ。

山国日本といえども、こんな山は京都北山だけかもしれない。

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全国の北山分水嶺ウォーカーの皆さん、よい年の瀬を。

坂尻橋天ヶ岳ルートと前ケ畑峠トンボユリ道

この日曜こもれびの森区間は快晴で快適でしたね。

昨日雨で今日は回復、ということで百井見まわりです。

鴨川支流高野川の源流のひとつが大原小出石町へ流れ出る高谷川で、登山者は多くはありませんが注目の山歩きエリア。

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右岸に天ヶ岳、左岸に天ヶ森があって、百井への車道が前ケ畑峠を越えていますがその旧道八丁坂やトンボユリ道が健在で山仕事の道も多く残っていて、分水嶺とあわせると様々な周回コースを楽しむことができます。

今日は車道が細くなる坂尻橋からダイレクトに天ヶ岳へ登り、市街や北山の展望を堪能した後で分水嶺を伝って前ケ畑峠へ出てトンボユリを下りました。

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天ヶ岳では大原ユリ道から古道探索で静原への登山道へ出て山頂へ行くことができ、トンボユリも山腹の巻道から谷道になると道が不明朗な場所がありましたがけものみち歩きの直感で難なく見つけ出すことができました。

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こうした古道を歩かせてもらうと百井の人たちの苦労が偲ばれ、北山は特に自然ばかりか歴史があって、先人からバトンを受けて歩を進めているようで心温まるものがあっていいものですね。

 

今年最後の例会こもれびの森区間は快晴

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18回に及ぶ北山分水嶺およびその周辺の名山をめぐる例会のフィナーレは、山村都市交流の森こもれびの森区間。

大悲山峰定寺門前から三本杉、こもれびの森チセロ山を経て古道峠からちしょろ山へのコースで、雲ひとつない快晴の下で新雪を踏んでの素晴らしい山歩き森歩きとなった。

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峰床山をはじめ北山分水嶺とその周辺の山々や比良が雪をまとって圧巻で、分水嶺弁当も快適なこもれびの森休憩舎で。

勢い余って交流の森センターへ戻り前庭の北山で最も低い山丸山も踏破してから、恒例の表彰式となる。

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分水嶺完歩賞、例会皆勤賞ばかりか敢闘賞などなど多くの方々が表彰され、交流の森からふんだんに記念品も用意されたこともあって大いに盛り上がる。

皆さん、お疲れさまでした。日々進化する北山分水嶺を、来年も頑張って歩きましょう。これから歩き始めたいと思っている人との出会いも楽しみにしています。

久多の古道探索

 

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雪が積もるまでの今の季節は峠道の古道歩きが最適で、葉がすっかり落ちて見通しがよく廃道となった古道など、かすかに残る道形もたどりやすくなります。

北山分水嶺5地区でも今ではルートがよくわからない峠道がいくつかありますが、今日はそのなかの久多から葛川への奥山川右岸の旧道を探しに行ってきました。

峠道は山村集落の生活圏を知るうえで貴重なものです。

久多はオグロ谷から葛川町居町に至る大変な道のりであり、途中に久多川合町がありますから2つの区間に分けて考えるとわかりやすいと思います。

大黒谷キャンプ場入口のすぐ東の車道脇に今坂峠の標識があることからも旧坂があったことがわかりますが、右岸のキャンプ場奥から川合へ続く荒れているものの林道があり、これが旧坂で展望もよく快適に歩くことができます。

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川合から町居までは奥山川の険しい渓谷となります。

かすかな道形を追って頑張って尾曽越の滋賀県側尾根まで歩いてみましたが、梅ノ木坂尻橋から登ったところや針畑大橋上の中腹に旧道と思われる道形が残っていますがそれとどうつながるのか残念ながらよくわかりませんでした。

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今日は3時ごろから雨の予報で早めに車に戻った方がよさそうなので、その尾根を登り間近に武奈ヶ岳を眺めながら昼食を取り、鎌倉山分岐まで稜線歩きをして北尾根を下って大黒谷キャンプ場へ。

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旧道探索の続きはまたチャレンジするとして、尾根は快適ですので例会で取り上げたいと考えています。

 

 

 

12月の八丁平

 

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北山に八丁平があることは素晴らしいことだと思います。

丘陵地帯がそのまま持ち上げられてできた隆起準平原であり、侵食から免れて800mから900mの山上に前ステージのなだらかな地形が残され、関西では貴重な高層湿原の周囲はブナ混生林が広がる貴重な自然境です。

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八丁平の見まわりはだいたい2か月ごとですが、広い場所であり3分割にして集水域の山と湿原を組み合わせてコースを変えて、半年がかりでくまなく歩くようにしています。

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季節の変化は細やかで訪れるたびに表情が変わり、何度足を運んでも飽きることがありません。

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今日は二ノ谷管理棟から尾根伝いにフジタニ峠へ出てピーク914へ登り、尾根伝いに中村乗越を経てピーク930まで進み、ここから湿原周遊路北端のトチノキ巨樹へ下り湿原の西側を歩き、ピーク916へ登り返してヘリポートを経てフノ坂の道を二ノ谷へ下りました。

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快晴でピーク914から武奈ヶ岳の横に湖北の山並が望めるのですが、奥に真っ白な白山がはっきり見えてひとり感動です。

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葉をすっかり落として見通しがいいので尾根歩きは気持ちがいいもので、随所で湿原から峰床山の素晴らしい景色や、比良北山の山々をはっきりと望むことができました。特に武奈ヶ岳など安曇川の谷越しで迫力満点。湿原脇の歩道も同様に明るく、日差しを受けて草紅葉が思いのほか鮮やかです。

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八丁平の湿原とブナ混生林の尾根歩きはここならではのもので、来年の例会でも取り上げてゆきますので楽しみにしておいて下さい。

峠下から寺山峠まで盛り沢山な例会

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峠下から元気な人たちが集まったので京都市街絶景の天狗杉を経て旧花背峠へ、ここでほかほかの分水嶺弁当を受け取り、寺山から雲取新道へ寄り道しピーク861まで行き昼食。

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何かと道草をしながらであったがいいペースで進んだことで寺山峠へ着いたのが午後1時前で、このまま別所へ下ると迎えの時間が3時30分なので早すぎることから皆さんの快諾をいただき、ピーク899手前の北山展望ポイントを往復し峠北側の自然林尾根を下ることに。

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いい尾根であったがあっという間にスキー場跡へ着いてしまい、一面のススキのスキー場跡をひとまわりして別所集会所へ下山。なんともゆったりとして楽しい例会となった。

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次回は大悲山峰定寺から三本杉を経てチセロ山へ登り古道の森から交流の森のコースです。今年最後の例会で、下山後今年度の分水嶺完歩賞授与式などもありますのでふるってご参加ください。

 

花背見まわりは大悲山へ

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雨は朝上がり天気は回復という予報に期待して大悲山へ。

懸崖造りの本堂で知られる古い歴史を持つ峰定寺がある山であり、大悲山口へ延びる尾根から登ってみた。

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今までは桑谷山方面から山頂ピーク741へ至り665から寺谷へ下るだけで、このルートは大悲山へ直接登るものでいいものであった。

ひと登りした尾根頭の送電線鉄塔や深い山上の森を抜けて665への下りでは展望も開け印象深い。

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北山中心部にこうした自然が残る歴史の山があるのは素晴らしいことであり、信仰の面ばかりか地域の歴史を知るうえでも貴重な存在といえるだろう。

ピーク665から寺谷林道へ下りきる手前では一瞬森が切れて岩場の多い急斜面に本堂が姿を見せ、いつもながら感動的だ。

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