花脊リゾート 山村都市交流の森

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悠久の都 京都の森を守るためには、さまざまな対策や担い手の育成が必要です。
山村都市交流の森を運営する公益財団法人京都市森林文化協会では
「森づくり」を通して市民の皆様にメッセージを発信しています。
定期的に講座を開催していますので、ご興味ある方はぜひご参加ください。

「森を守る」取り組み

近年、京都市内ではコナラ、ミズナラ、カシなどのとりわけ大きな木がいたるところで枯れてきています。体長5ミリほどのカシノナガキクイムシが木のなかに入り込み、もち込んだ菌の増殖によって木が枯れてしまうのです。放置すれば、増々被害が拡がり、悠久の都 京都の森の環境や景観が大きく損なわれることになります。

そこで当協会ではこれらの事柄に積極的に取り組み、地球温暖化防止や景観形成等、公益的機能の発揮を目的とした森林の保全や整備の担い手の育成等いろいろな「森づくり」への対策を行っています。

林業体験の様子
林業体験の様子

ナラ枯れ対策

カシノナガキクイムシによるナラ枯れについては現在確立された有効な防除法はありません。当協会では実験的な意味合いも含め、様々な対処法・防除法を実行しています。

カシノナガキクイムシによって枯れてしまったナラの木々です

カシノナガキクイムシに入られてしまった木の根元にはこのような木屑がたくさん出ています

枯れた木は放置すれば危険です

枯れてしまったナラの木の伐倒処理作業です

黒い点がカシノナガキクイムシの入った穴です。幼虫が顔を出しています

枯れてしまった木はできるだけ持ち帰って炭にしています 

地元のベテラン炭焼きさんの指導の下に炭を焼いています 

シイタケの原木にも使ってみます

山奥で持ち帰れない枯れ木には黒いビニールシートを巻きつけます

黒シートの何箇所かにペットボトルで作ったトラップを仕掛け、出てくる虫を捕まえます

現在枯れていない木には透明のビニールシートを巻きつけ、虫の侵入を防ぎます

森からドングリを持ち帰り、プランターや畑で育てて同じ森に返す予定です

市街地の公園等で枯れてしまったナラやカシの伐倒作業です

大木は上部の枝を落としてから伐倒します

直下に構造物等がある場合はクレーンで吊りながらの作業となります

特殊技術の必要な難しい作業です

間伐作業

手入れの遅れた人工林での間伐作業を実施しています。間伐を行うことで林の中を明るくし、森全体を健全な状態に保ちます。

間伐作業です

間伐材の集積に使用するため、京都市の助成を受けてシューターを設置しました

間伐材を入れて流します

こちらは布製のシューターです

シューター同様、林の中に設置し、間伐材を流します

間伐によって出た材木はできるかぎり利用します

製材機を使用して製品を作っています

作成した製品の一部です

野生動物対策

京都の森林ではシカやクマなどの野生動物による被害が相次いでいます。ササの新芽がほぼ壊滅状態にあるほか、マユミやキハダなどの樹木も樹皮を剥がれ枯死しています。

祇園祭や京菓子などに使用するササが開花による枯死とシカの食害で壊滅状態にあります

なんとか生き残っている実生から出た新芽を採取します

数か月~2年程度畑で育成します。元気に育てばまた山へ返します

畑でシカにやられては元も子もないので厳重にネットで囲いをします

チマキザサを含め、貴重な植生の残っている箇所には直接防鹿ネットを張ります

雪の多い地域であるため、ワイヤー等で控えをとって、完成です

植林の樹皮をクマが剥いてしまうのを防ぐためテープを巻きつけます

こちらは細いロープを使う新しい手法です。テープと比較検討しています

シカの食害によって樹皮を剥がれたナツツバキです

シカの食害から樹木を守るべく頑丈なネットを取り付けます

一本一本にネットを取り付けていきます

苗木生産

ナラ枯れ、マツ枯れ等によりたくさんの枯死木の出てしまった京都の森林を、景観上・防災上、よりよい植生に誘導するため、現在健全な京都の自生種から種子を採取し、苗木を育てています。

京都に植える苗木は京都の山にある自生種から採取します

高い箇所のドングリ等はツリークライミングの技術を使い採取

種採取の際には必ずGPSで緯度経度を測定し、写真を撮ります

多様性の確保のため、同一の樹種でもできるだけたくさんの木から種を採取します

一般にも販売しています。植える場に合った樹種の相談も受け付けていますのでご連絡ください。

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