まずは分水嶺ウォーカーの皆さん、暑中お見舞い申し上げます。
台風一過、猛暑が続きますが今日は曇り予報ということで見まわり出動で広河原へ。 終点の広河原バス停から尾根に取り付き、芦生の森を区切る中央分水嶺へ登ってきました。
ワサ谷右岸尾根は左岸尾根と同様に自然が残され、大杉が随所に。
ふみあとが断続的に続き、ピーク711と781のあたりを注意すれば快適に歩くことができ、中央分水嶺を伝って佐々里峠へ出て旧道を下れば広河原バス停起点で素晴らしいループコースとなります。
今日はさらに芦生大杉の森も久しぶりにひとまわりさせてもらったが、北山分水嶺で峰床山西尾根や井ノ口山の大杉の森に親しんでいると昔の圧倒的な印象とはちがってくるから不思議です。
大きさではここのが抜きんでているものの、森の地形や大杉の密度や配置では評価は違ってきますので、みなさんも自らの目で確かめてほしいものです。
そして佐々里峠の旧道です。
訪れるたびに自然に還ってゆき、草に埋もれ大水に流された道を追うのが大変ですが、多くの人に歩いていただき何とか残したい歴史のある旧道です。
谷道は変化に富んでいて楽しい道で、あっというまに車道登り口へ。
登山道のほとんどは山に生きた人たちの道を利用していて、地元の人が歩けなくなっても私たちが歩くことで廃道とならず残れば素晴らしいことといえるでしょう。
北山分水嶺クラブとしても今日のループコースを例会で取り上げるなどして、次の世代に伝えたいと願っています。
広河原へは久多経由で行きましたが、夏の風物詩というべき友禅菊が盛りを迎えようとしていて山里がひときわ鮮やかでした。