日曜は北山分水嶺のハイライトというべき久多峠からの光砥山区間で、山頂周辺の下見とあわせてコウンド谷古道の見まわりです。
広河原能見町と芦生の森にかつてあった集落を結ぶ古い峠道で、カヅラ谷道や天狗峠道につながっていて、コウンド谷には炭焼き窯跡が残ることからこうした山仕事の路でもあったのです。
中央分水嶺を歩くようになる前は数少ない登山ルートのひとつであり、折々地元の人たちや山仲間と整備をしてきたもので、北山分水嶺クラブとしても何とか貴重な古道を残したいと願っています。
谷道は大雨で流されて沢歩き状態ですが右岸左岸にかすかにふみあとは続き、源流部は掘れた道形は残るもののクサギ、ウリハダカエデやイワヒメワラビが生い茂っていて、山慣れない人にとっては手ごわい状態ですが、慣れた人には変化に富んで登りがいのある光砥山最短ルートで、山上からの大パノラマは圧巻です。
往復でしっかり手を入れルート的にはつながりましたのでまずはひと安心で、例会でも来年あたり登りで使って、多くの人にこの素晴らしい古道を知っていただきたいと考えています。
それでは日曜にご一緒できるのを楽しみにしております。